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【HP制作の疑問】ドメインって何?費用は?業者選びは?ドメイン運用初心者の疑問に答えます。

前田 北斗

セブンシックスの北斗です。

ホームページを制作する時、絶対に必要になるのがドメインです。
しかし、初めてホームページを作る経営者さまや企業のウェブ担当者さまにとっては、わからないことだらけだと思います。

  • そもそもドメインって何?
  • どんな時に使うの?
  • どうやって決めればいいの?
  • お金はどのくらいかかるの?
  • 途中で変えることはできるの?

私がホームページを制作する際、お客さまからよく質問される内容を中心に解説します。
ぜひ参考にしてください。

ドメインは、ホームページのURLやメールアドレスの一部になる。

ドメインの役割は大きく分けて2つあります。

  1. ホームページのURLとして使う
  2. メールアドレスの@以下に使う

セブンシックスのドメインは「6666666.jp」なので、ホームページのURLは「https://www.6666666.jp/」です。
また、メールアドレスの場合は「○○◯@6666666.jp」になります。

ドメインは他人と重複できないので、希望のドメインが使えるかは早いもの勝ち。
使いたいドメインがすでに使われている、というのはよくある話です。
希望のドメインが取得できるといいですね。

ドメインは何度も変えるものではありません。
一度決めたドメインはホームページを持ち続ける限り、つまり会社が存続する限り使うものですので、そのつもりで決めましょう。
途中でドメインを変更することも可能ですが、色々と面倒なことがあります。その点については後ほど解説いたします。

「.jp」「.com」「.co.jp」などには意味がある。

ドメインの最後には「.◯◯」が付きます。
有名なのは、「.jp」「.com」「.co.jp」あたりでしょうか。

実は、これらには意味があります。
ドメインを選ぶ上でとても大事なことですので、いくつかご紹介いたします。

.jp日本在住者が取得できる。
.com企業や商用サービスのためのドメインで、世界中誰でも取得できる。
.netインターネット関連の事業や団体に好まれるドメインで、世界中誰でも取得できる。
.co.jp日本国内に登記がある法人のみ取得できる。
.ne.jp日本国内のネットワークサービス提供者が取得できる。

その他にも、「.info」「.biz」「.xyz」「.yokohama」など、現在では様々なドメインが登場しています。
ドメインの種類によって価格が違ったり、見る人の印象が変わったり、怪しいサイトと間違われる可能性があったりするので、どれを選ぶかは慎重に。

会社の登記が日本にあることを証明する「.co.jp」は信用力が高いですし、日本企業であることをアピールしたいなら「.jp」が良いですね。
ドメインはお客さまがホームページを見たり、メールを送信する時に目にするものです。
何がふさわしいかきちんと考えて決めましょう。
「.cool」「.love」「.football」などの変わったドメインも登場していますが、企業が使うのはどうなんでしょうか…

ドメイン名は簡潔に。長過ぎは禁物。

「http://www.◯◯◯◯◯◯◯.jp/」の◯の部分をどうするかは、非常に悩むポイントです。
これから長期間使い続けるというプレッシャーもあり、なかなか決まらないことも…

ドメイン名に使えるのは半角英数字と半角のハイフン「-」だけです。(ただし、先頭と最後に「-」を使うことはできません。)
そして、登録できる文字数は3文字以上63文字以内です。

ドメイン名を決める上での鉄則は、
簡潔に!」です。

例えば、「aozoraseikaichiba-shinsizuokashiten.jp」では長すぎて頭に入ってきません。
「◯◯◯◯◯◯◯@aozoraseikaichiba-shinsizuokashiten.jp」なんてメールアドレスになったら、名刺にきちんと収まるかも心配です…
ドメイン名が10文字前後にまとまると、とても使い勝手がいいですよ。

また、あまりヒネったネーミングを考えず、素直にドメイン名をつけるのが吉です。
ハイフン「-」の使いすぎ、ローマ字読みで長過ぎる、会社がイメージできないなどのドメインは避けましょう。

ドメイン取得業者のホームページでは、取得したいドメインが空いているかすぐに検索できます。
ぜひお試しください。

外部リンク

ドメインの種類と、ドメイン取得業者によって費用が異なる。

ドメインを取得するには、費用がかかります。
インターネットで申込みをするのですが、選ぶドメインやドメイン取得業者によって、価格が大きく異なります。

ドメインの種類による価格差。

ドメインの料金はその種類によって価格が違います。
「.com」だと年間1,000円〜1,500円くらいで、「.jp」だと年間2,500円〜4,000円くらいでしょうか。
中には年間数十万円かかるドメインもあります。

価格設定はドメイン取得業者ごと違う。

ドメイン取得業者によって、価格が結構違います。
例えば「.co.jp」を取得する場合、A社は年間4,060円、B社は年間5,200円、C社は年間7,560円、と年間3,000円以上のひらきがあります。
ドメインの料金は、1年目にいくら、その後更新のたびにいくら、というように、年単位で支払いをしていきます。
初年度費用が99円で、更新費用が4,980円という例もありますのできちんと確認しましょう。

ドメイン取得業者を選ぶ際の注意点。

ドメイン取得業者によって違うのは価格だけではありません。
サービス内容にも違いがあります。

そこで、あなたにまず知ってもらいたいのが「Whois情報公開代行サービス」です。

Whois情報公開代行サービスとは。

Whois情報とはドメイン登録者の情報こと。
ドメイン登録者は氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の情報を公開するよう義務付けられています。
プライバシー保護の観点から、あなたの情報をドメイン取得業者の情報に変えて公開してくれるサービスを「Whois情報公開代行サービス」と呼んでいます。
(.co.jpなどは対象外)
Whois情報公開代行サービスを使わないと、ウェブ上にあなたの氏名や住所、電話番号などが公開されてしまいますので気をつけましょう。

Whois情報公開代行サービスが使える業者か、また有料か無料かは、ドメイン取得業者によって異なります。
「お名前ドットコム」「ムームードメイン」「スタードメイン」などの大手ドメイン取得業者は無料で使えるので、迷ったら大手の業者!というは、結構正しい選択かもしれません。

サポート体制の違い

何か困ったことやわからないことがあった場合、問い合わせフォームからメールで質問をするのが普通ですが、中には電話で対応してくれる業者もあります。
しかし、そもそもサポートを使うようなケースは少ないので、重要なポイントかというと微妙なところです。
「パスワードとIDを忘れた」「支払いを忘れてドメインの期限が切れた」「メールの送受信ができない」などがよくあるトラブルですが、それらはメールでの問い合わせで十分解決しそうです。

制作会社にホームページを作ってもらった場合、その制作会社に問い合わせても、問題解決の方法を教えてくれるでしょう。
とにかくホームページ関連で困ったら制作会社に聞く、という方が大多数ではないでしょうか。

ということで、電話サポートを重要視するかはあなた次第ですね。
パソコン操作やウェブに苦手意識がある方は、、万が一に備えて電話サポートがあるドメイン取得業者を選ぶのもありだと思います。

途中でドメインを変更するリスクとデメリット。

会社の成長や変化によって、ドメインの変更が必要になる場合があります。
会社の合併や社名変更、サービス内容の変化、「.com」から「.co.jp」に変えたいなど、理由は様々あるでしょう。
ここでは、ドメイン変更のリスクとデメリットについてお伝えします。

ドメインが変われば別のサイト。今まで蓄積してきたサイト評価が消える!?

ドメインが変わると、ホームページのURLが変わります。
すると、今までのサイト評価はリセットされ、イチからスタートすることになってしまいます。
そうなると非常に大変です。
検索順位は落ち、サイトへの流入は激減し、売上にも深刻なダメージがあるかもしれません。

新しいドメインにサイトの評価を引き継ぐテクニックはありますが、「絶対に平気」と断言できないのが悩ましいところ。
「こうすれば大丈夫なはずだけど、やってみないとわからない」という感じです。
それなりのリスクがあることを理解した上で、進めなくてはなりません。

今後、ドメインを変更せざるを得ない状況になったら、必ずホームページの専門家の力を借りてください。

印刷物全般の刷り直しの手間とコスト

これは2次的なものですが、名刺やチラシ、ポスター、会社案内パンフレットなど、印刷物のホームページURLやメールアドレスを全て変える必要があります。
当たり前のことですが、非常に大きな手間とコストがかかるので馬鹿にできません。

ドメイン変更は、お金と手間とリスクがつきまとう、とってもとっても大変なことなのです。

ドメイン運用知識のまとめ

ドメインの運用について、初心者の方が知っておくべき知識をお伝えしてきました。
経営者の方や、企業のウェブ担当者の方は、これらのポイントを抑えた上でドメインを運用してください。

今回のおさらい

  • ドメインは、ホームページのURLやメールアドレスになる。
  • 「.jp」「.com」「.co.jp」などにはそれぞれ意味があり、価格も違う。
  • ドメイン名は短く簡潔にするのがベスト。
  • ドメイン取得業者によって価格差はあるが、大手が何かと安心。
  • 途中でドメインを変えるのは、お金と手間とリスクがつきまとうので要注意。

ウェブ初心者の方、経営者さま、企業のウェブ担当者さまのお役に立てる記事を、これからも更新していきます。
「初めての方」にもわかるよう、ホームページ制作についての疑問にお答えしていきますのでぜひご覧ください。

Web Director / Photographer

前田 北斗

金融機関の融資担当として10年にわたり第一線で活躍。その後、セブンシックスに加入。洞察力、分析力を軸としたWebコンサルティングを得意とし、リサーチや戦略策定、情報設計を担当する。クライアントと向き合うことを信条とし、ウェブ担当者の育成にも力を注いでいる。また写真家としての一面を持ち、カメラ講座の講師も務めた。大の猫好き。

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