進化する美しさ、進化しない美しさ
前田 大地
神奈川県立生命の星・地球博物館に行って来ました。私は子供の頃から自然や宇宙への興味が強く、博物館・水族館・動物園・科学館などが大好きです。小学生の頃、子ども会の遠足で河原に行ったときも、皆が水遊びをする中、ひとりで延々と石を割って化石を探していた苦い(痛い)思い出があります(植物の化石をひとつ発見しました)。
逆に、仕事でデザインをしているのにもかかわらず、美術館に行くことがほとんどありません。自分でも疑問に思うのですが、個人の感性よりも、種としての「進化」そのものに強く惹かれるからでしょうか。生命の星・地球博物館には、地球誕生から46億年分の進化が詰まっていました。進化をして生き残ってきたもの、進化をせずに生き残っているもの、そのどちらも美しいから不思議です。